2020/11/14 15:06
dono、こんにちは。
今日もお天気良いですね〜
昨日はディスプレイの話をとても興味深々に聞いて下さるお客さんが来てくださいました。
当方、ディスプレイがしたくてお店という箱を借りる選択肢を選んでいるので、その手の話はとても楽しく喋ってしまいます。
月に最低2回は什器も全て大幅にディスプレイを変えていて、それはお客さんを楽しませる為というより、正直癖や趣味に近いです。
自分の中でも空間を作る上で最初はコラージュ的な意識が強かったのですが、今はどちらかというと自分の感覚で整理をするっていうのに近いように思ってます。
その整理も綺麗にするということでは無く、心地良いと思える場所に並べていく作業で、店としては物が見にくかったり、組み合わせがちぐはぐだったりするのですが、商売として並べるというより商売出来るギリギリで並べる感覚に近いです。
それは僕の主観的観測なので、お客さんによっては全然お店っぽいと思う方もいれば、友達のアトリエに来たみたいって言う方もいたり、反応は様々で面白いです。
またうちに来て頂ける際は、ちょっとディスプレイのことも頭に入れて来て頂けたら面白いかもです。
では今日も3点紹介します。
益子焼きの扁壺花瓶です。
おそらく昭和初期頃の物だと思います。
小振りながらとても力強く、凛とした空気を持っております。
エナメル質な緑の釉薬も美しく、三本線も潔いです。
どこか加守田章二さんの作風にも似てるように思います。
またこちら銘が無く、ここまでのものに自分を存在させないという生粋の民藝を感じます。
口に一部欠けがありますが、それをどうとるかは人によって様々で良いかと。
僕は完璧さに少し綻びが入って好きです。
次も花瓶です。
三本脚の生き物のような花瓶。
表面の質感が滑らかで、若干波打っているのも愛嬌を感じます。
思いの他薄く作られており、口の部分は特にエッジが効いており、全体とのバランスが面白いです。
結構小振りな花瓶ですが、僕はそのサイズはめっちゃプレゼントに良いなーと毎回考えながら仕入れます。
相手のことを考えると場所をあまりとらない物はやっぱ良いかと。
クリスマスも近づいて来たしどうでしょっか。
最後は板絵。
これは好みが分かれそうですね〜
プレゼントにするには中々相手の好みを分かってないと苦い顔されそうです。
というのも、少し寂しさや暗さを含んだ絵のように思います。
僕はそういう感覚のものがとても好きなので仕入れました。
地味に窓が1つだけアールがかかってるのもポイント。
しかもこれを小学五年生が描いているのが衝撃です。
物も絵も、写真も、どこか寂しささや暗さがある物って存在するので皆さん探してみてね。
ではでは今日はここいらで。
最初のdomoがdonoになってるの気づきました?
すいません遊びました、では。