2021/12/20 17:37

domo、こんにちは、お久しぶりです。

あっという間に今年が終わりますね。
気温も一気に下がって、やっと冬本番という感じです。
寒さに強かった僕も、何だか今年からはとても辛いです。
朝も起きられません。

ですが、今年を気持ちよく締めるためにもあと少しお仕事頑張るぜ!っていう心持ちであります。

さてはて、皆さま、itou新作のF卓の写真は見て頂けましたでしょうか?
年内最後にどうにか間に合いました!
F卓って何?って方はあとで紹介しますのでどうぞそのままお読み下さい。

まずはF卓の名前の由来、、、
中々良い名前が思いつかず、最初はpotatoとかsenbei等、知り合いに可愛らしい名前を考えてもらってました。
しかーし、もう少しカッコつけたいということで、色々考えたところ、建築家のデザインした家などを「アルファベット+邸」表記するのかっこい!となり、アルファベット+漢字一文字という路線に決めました。
そこから卓(テーブル)ってかっこいいなとなり、卓に一番合うアルファベットを探したところ、「F」に辿り着きました。

「F卓」

これなら、今回のキーとなるフリーハンドチョキチョキのフリーからとったようなもんだし、意味の後付けにも成功!
ということでこの名前になりました!

どうでもいい名前の話を長々してしまった。。

ここからF卓の紹介に入ります。
まずは画像を何枚か

そんなに大きくない、サイドテーブルにちょうど良いくらいの卓です。
個人的にはベットサイドに置いたり、ソファテーブルの横とかに置いてサブ机として使ったり、壁際や角なんかに置いて物を飾っても良いかと思います。所謂気分によって色んな使い方ができる小回りの効く家具と思って頂けたら!

そして一番の特徴は天板の形ですね。
写真で見ても一個ずつ違います。

これについてゆっくり話すと、
今年の春くらいから小さいテーブルを作ろうとは思っていたのですが、天板の形をどうするか悩みに悩んで、とても嫌になりました。
大学でデザインから逃げて古道具屋になったのも、この細かいデザインを決めていく作業がどうも苦手なんす。
特に自分のデザインしたものを世に残したいという欲もないので、じゃあお客さんに決めてもらおう!ってなった訳です。
最初は紙に丸を描いてもらってそれを天板の形にしようと思っていたのですが、描く丸というのは案外皆さん慣れていて、あまり面白くないなと。ということで、ハサミで切った丸を天板の形にしようとなったのです。

これ、紙を出来るだけ大きく&長方形にしてるので案外綺麗な丸が難しく、本当に人によって色んな丸が生まれて楽しいんです。
お客さんが切ってるのを見る感じ、結構性格が出てて面白いっす。

で、今回お客さんには自分が切った丸か、誰かが切った丸(僕が全部保管してる)から直感的に好きな丸を選んでもらって買って頂く形になってます。
今のところ、自分が切った丸にする方が多いですが、案外外で好きな石を探すくらいのラフな感じで、他の人が切った丸を選ぶのもありなんじゃないかと思ってます。むしろ僕は自分が切った丸以外が欲しい派だったので、この傾向が意外でした。ただ、人によって選ぶ基準が違うのも面白いです。
正直この展示を見ていて、色んな丸の中から好きな丸を見つける作業は結構大変かもと思いました。ただそれを楽しんで、これ!っていう丸に出会って頂けたら、ずっと何年も付き合っていける家具になるんじゃないかと思います。

先程石を探す感覚 と言いましたが、僕が家にこのF卓を置いた時に第一に思ったのは、外で気に入って拾ってきた石を家に置いてるみたい でした。よく家を見渡すと、色んな物、家具、割と綺麗な直線、曲線が多いです。その中にこのF卓があると、人工物なのに自然物に近いような不思議な感覚になりました。石を拾って持って帰ったことがある前提で話してしまい申し訳ないです。。。。
人が何もガイドが無い状態で切る線は、意外と自然の造形に寄っていくのかもというこのどうでも良い気付きが、何だか僕にはとても嬉しかったです。これは多分切る線以外にも言えそうだし、別で考えていきます。

また話が逸れてすいません!
今回F卓は黒、水色、ベージュの3色用意しています。
黒から率直な感想込みで載せていきます。
F卓がとても面の多いプロダクトなので、黒は結構存在が強い印象です。
家で置いてみた感じ、黒感が強いので、畳などにポツンと置くと少し浮くかと。
逆に黒っぽい家具が他にもあればかっこよくなりそう。
フローリングにポツンはかなり良さそう。棚の横とかに並べて置くのも棚の四角と良い対比になってF卓の曲線を楽しめるかと。

そしてセメント床などの店舗什器としては抜群だと思います。

次は水色

水色はインテリアによってはかなりハマる気がします。
うちみたいなおばあちゃん家感のある家では、メインというより、棚の並びに置くくらいだったら置けるなーという感じでした。
でも可愛らしい部屋からとか、逆にモダンな部屋だったら結構合いそうなな気がします。
モノトーンな内装でも、控えめな水色なF卓を一色混ぜて遊んだり、サイズが大きすぎないので、色んな場所に置いたりしてみてベストな場所を探せるかと。
なんせベージュと黒だけじゃ味気無いってのもあって、この色を入れました。
気にいる人はいるはず!

最後はベージュ

白でもグレーでもなくベージュです。
今のところ1番人気!
というのも、とにかくかなり万能かと。
こちらも家に置いてみた感じ、畳もフローリングにも合いましたし、どんな部屋にもハマりそうな気がします。
ベージュの中でもたくさんの色があって最後まで悩んだ色だっただけに、良い色に落ち着いて本当に良かったです。
色味は日の光で見ると結構白っぽく、夜電球の下で見ると結構ベージュっぽく感じます。

空間にポツンと置いても、他の家具に並べても、どんな使い方でもオススメです。
迷ったらとりあえずベージュな気がします。

前述した通りサイズも大きすぎないので、引っ越しして違う雰囲気の部屋になってもあまり困らないプロダクトかと。

裏とかの写真も載せときます。

脚は溶接で天板にくっ付けてます。
これがまたとてもめんどくさい処理をしてもらっていて、溶接の熱で天板の表に脚の丸が浮かぶのですが、それを最後に天板を研磨してフラットにして頂いてます。
制作をお願いしている アトリエ鉄線さん には本当に感謝です。

サイズ感はこんな感じ。

小振りで可愛らしいです。
ただ、見た目とは裏腹に素材は鉄なので重さは約7.5キロくらいあります。
しかし色んな方に持って頂いた感じ、大体の成人男女は普通に運んで頂ける重さかと思います。
本が詰まった段ボールに比べたら全然軽いです。

そしてこちらのF卓、今は展示発表会ということもあり定価の36000円(送料込み)から少しお安くして、
33000円(送料込み)とさせて頂いてます。わずかながらの値引きですが、買うきっかけになれば幸いです。

また、web shopとの相性があまり良く無いとは分かりつつも、中々京都に来れない方もいると思い、お客さんが切ってくれた丸の中から12個選んで載せさせて頂いてます。
正直不安でしたが、一人のお客様が「モニターの中から手探りでスケールを想像しながら注文する過程も心地よかった気がします」と言ってくださり、アップして良かったと思いました。

ウェブは12月26日までで、今後アップすることはありませんので、この機会にぜひよろしくお願いします。

とっても長々書いてしまいましたが、このブログを見て少しでも楽しんでもらえたら、欲しいと思って貰えたら最高でっす!

細かい詳細につきましては下記に書いておきます。

ではでは残り6日、店舗とwebにてお待ちしておりま〜す!
※勢いで書いたので誤字脱字、同じこと言ってるじゃん現象あると思いますがどうぞご了承ください。

F卓
・カラー : 黒、水色、ベージュ
・size : 高さ31.3×最長Φ約41~42 cm
・材質 : 鉄/メラミン樹脂塗装
・price : 33000円(送料込み)
※12/15〜12/25の展示期間が終わりましたら、正規価格36000円(送料込み)となります。
・納期 : 1ヶ月半〜2ヶ月後
・デザイン : 紙を切ってくれた人とitou
・制作 : アトリエ鉄線